Abandoned Well
お気に入りサイトへのリンクと徒然なる日記帳
2007年09月24日(月)
[映画] 最近見た映画から - ブレードランナー

有名作だけど今回借りて見たのが初。
4年しか生き延びられないレプリカントという人工生命体の苦悩という話は明快だったんだが 終始モノトーンな暗い雰囲気で少々眠かったかな。
ただ映像面は充実してた。 特に光を巧く使ってサイバー感を出したり雨でスラム街の様な泥臭い生活感を醸し出していて 夢物語な未来像ではなく現実感のある未来像でリアリティが出てて引き込ませられたな。
しかし1982年という昔の作なのに今見ても新鮮で古ぼけていないのは凄い。 特に未来描写なんか陳腐になりがちなのに全くそう感じさせない。 特撮シーンとかも違和感なかった。 そういった映像の美しさとリアリティは流石リドリー・スコットという感じだなぁ。
キャスト陣では流石にハリソン・フォードは若いね。男にピチピチって表現はあれかw。 そしてルトガー・ハウアーの危うい雰囲気の演技が見事。
それと方々で見られる日本情緒がかなり目に付いたけどこの手のは大概誇張されたりヘンテコになったりするのに 同じ日本人から見ても余り違和感なかったのが良かったな。 雑踏シーンで「なんかへんなのおちてる」云々の日本語台詞のリピートは何かの演出意図なんだろうか。
名作なんだろうけど個人的にはもう少しメリハリある物語がみたかった。
2007年09月23日(日)
[映画] 最近見た映画から - レッド・オクトーバーを追え!

もうこれは子供の頃から何十回と見てるだろうか。 自分の映画入門&ミリタリー入門の原点の一つとなった作品。 今見返すと結構突っ込み処はあるもののそんなのどうでもいいぐらい好きで好きで堪らない作品なんだよね。
特に登場キャラが魅力的。 ショーン・コネリー演じるラミウス艦長の懐の深さ、サム・ニール演じるボロディン副長の寡黙な忠実ぶり。 兎に角際立ってこの二人が格好良いんだよね。ボロディンはほんと好きだなぁ。 他にもお喋りなペトロフ軍医や黙々と仕事をこなすメレキン機関長。 そして憎々しさが填ってたコノヴァロフのツポレフ艦長。 アメリカ側ではダラス艦長マンキューソの良い親父ぶりやグリーア提督の曲者ぶりなどなど 挙げたら切りがないほど良いキャラ揃い。 勿論アレック・ボールドウィン演じるライアンも良いんだがやや濃い他のキャストに食われてる印象。 とはいえ彼の信念に基づいた懸命ぶりは格好良かった。
そしてベイジル・ポールドゥリスの音楽が素晴らしい。 冒頭の聖歌か何かの歌が一気に作品の雰囲気を盛り立てる。 途中のソ連国歌斉唱シーンもこれまた格好良くて痺れるんだよね。
他にも見所的には レッドオクトーバーが海溝を計器運転だけで次々に抜けて行ったり ソ連海軍に発見された時の魚雷との攻防や レッドオクトーバーとダラスの一席即発の大接近。 ライアンのダラスへの決死の搭乗とマンキューソ艦長への山勘説得。 その後の両艦の緊張緩和と音波コミュニケーション。 ラミウスのレーニン勲章ものの自沈行動。 そしてアメリカ・ロシア人混成によるレッドオクトーバー操船は燃える展開。 ここら辺はその後の米ソ雪解けを暗示してて面白かったな。 さながら水中版ドッグファイトみたいで実際こんなのありえねぇと思いつつも手に汗握る行き詰まる攻防に痺れる。
些細な不満としてはあの工作員は例の水兵だったんだけどもう少し伏線が欲しかったのと 最後のシーンが思い切り合成でやや興醒めだった点ぐらいか。
それとこの手の言語が入り交わる作品としては英語・ロシア語の言葉の差異による問題が付きまとうんだけど巧く処理してて余り違和感はない感じ。 ま、レッドオクトーバー乗組員の喋りや行動が少しアメリカン過ぎなのは若干気になったけど。
やはり名作は何年経っても何度見ても面白いとつくづく痛感。自分にとっての神作品の一つだ。
2007年09月12日(水)
[映画] 最近見た映画から - フィラデルフィア・エクスペリメント

昔TVで見たようで見てないような。 ただこの実験の事は本で知っていてそういう事もあってフィラデルフィアという単語に特別な神秘感があるんだよね。
タイムスリップものなんで勿論SFなんだけどどちらかというとラブロマンスの方に重点置かれてる感じ。 信じるか信じないかそして逃走の果てで芽生える二人の時空を越えた愛。 好きだからこそ突拍子もない話も信じれるというわけか。
40年の時を越えてパメラと再会したりついさっきまで一緒だったジミーが40年の歳月を経て再会というシーンが印象的だったな。 勿論タイムスリップ物のお約束台詞の数々も楽しかった。
しかしあれだけ逃げ回っておきながら手の平返したように博士に会おうとし出したのはどうしたわけかな。 それだけ自分の体が切羽詰まってきたというわけなんだろうか。それにアリソンもこれ以上危険に晒すわけにもいかないだろうしな。
博士が40年経った今もまた例の実験をしていたというのはやはり科学者というのは常に夢を見るというわけなんだろう。 この辺のロマンは分かる。
甲板上で人間が生きたまま船に埋もれていたりする凄惨な情景はショッキングでそういや確かに昔子供の頃見てちょっとしたトラウマになった覚えがあるなぁ。
事件解決でてっきり元の時代に戻るのかと思いきや残る選択は意外だったけどアリソンと晴れて結ばれて良かった。 気持ちの良い視聴後感だったな。
2007年09月08日(土)
[映画] 最近見た映画から - エアフォース・ワン

てっきりエアフォース・ワンで大統領がテロとの戦いを指揮するのかと思ったら エアフォース・ワン自体が渦中に巻き込まれるのね。これは意外だった。
冒頭ゲーリー・オールドマンが出てきただけですぐこいつが主犯だなと分かってしまったのはまぁ仕方ないなw。
大統領が身を潜めて機内を駆けずり回るとこは見つかるか見つからないかの緊張感が良かった。 そして無事みんなのところへ辿り着けた時と犯人を出し抜き何名かをパラシュートで脱出させれた時は痛快。 更には給油機爆発とかジャンボジェットのドッグファイトとかおいおいって感じながらも見応えあったな~。
ただアクション映画としてはよく出来てたけど実際はここまで絵空事じゃないだろうと そういったリアルな視点が邪魔してイマイチ楽しめなかった。 ファックスはどうしたとかあの解任劇は何だったんだとか 幾ら何でもマスコミに現場の状況をリアルタイムに伝えないだろうとか色々突っ込み処があったのがちょっと。 勿論フィクションなんだからこうゆう突っ込みは野暮なんだろうけどね。
キーとなっていたラデク将軍の末路は少々間が抜けてたな。 思わずここは笑うところなのかと思ってしまったw。
しかしこんなスーパー大統領居ねぇw。まさに政治家版ランボー。 ある意味アメリカ人が常々思ってる理想の大統領像なんだろう。
キャラでは最後まで大統領を補佐したコールドウェルが地味ながら格好良かった。 キャスト陣では24のメイソンを演じたギブス役のザンダー・バークレーがそういった事もあって印象的だったな。
色々不満点はあったけどノンストップアクションで飽きさせず見れたんで良かったかな。
2007年09月06日(木)
[映画] 最近見た映画から - ランボー3/怒りのアフガン

これは前2作と違って見た殆ど見た記憶残ってないなぁ。多分同時期にTVで見たとは思うんだけど。
戦いの運命から逃れられないランボーは再び次なる戦いの地アフガンへ。 トラウトマンがあっさり捕まり過ぎてて笑ったが それまで散々行くか悩んでたのにその一報聞いた途端葛藤も吹っ飛んで即断するランボーはどれだけ大佐好きなんだよw。
ドンパチアクションは前作よりスペクタルさが増して迫力満点で相当見応えあったな。音響もこちらの方がより臨場感ある。 前作はチープさが気になって今ひとつ楽しめなかったが今作ではそういった点は気にならない出来映えで普通にアクション映画として楽しく見れたな。 基地潜入とか緊張感抜群だしヘリ強奪やボウガンでヘリ撃墜のとこは痛快極まりない面白さ。 洞窟内でも前2作同様のじわりじわりと殺していくシーンがあってこれぞランボーシリーズの醍醐味。
そして祖国を守るため駆け付けてきたアフガンゲリラが熱い。 最後の攻撃ヘリvs戦車というシュチュエーションは激しく燃え燃えでまさにクライマックスを飾るに相応しい盛り上がり。 昨今の映画の対決シーンとしても屈指の出来映えなんじゃないか。
前2作より社会的なメッセージ性は薄まったが例の911後のアフガン内戦を見た後なんで凄惨な現状に色々と考えさせられたな。 今だからこそアフガン人の言葉が一々胸に響く。
社会への怒りがテーマだった前2作に対して今作は大佐との熱い友情がテーマ。 前作は微妙だったけど今作は男の熱い戦いを見せてくれた良い映画だった。
2007年09月04日(火)
[映画] 最近見た映画から - ランボー/怒りの脱出

メッセージ性の高い1から一転して娯楽性の高いアクション映画に。 年代が後だし資金も更に出てる筈なのに1より安物感が出ててグレードダウンしてるのは何でだ。 とはいえこのB級っぽさが溜まらないんだけどねw。
秘匿性を考慮して銃でなくボウガンってのは燃える設定。 でもサイレンサー付きの銃じゃ駄目なのかとは思うw。 1にもあった隠密に敵を1人1人殺していくってのはこのシリーズの醍醐味。 そしてこの映画のアクションでの一番の見せ場はランボーが死んだ振りして敵の乗ったヘリにロケットをぶちかますとこだろうか。 この場面はまさに痛快で手に汗握るシーン。 しかしランボー乗るヘリがロシア軍のものなのに米のイロコイスだったりするのはご愛敬。 敵搭乗ヘリのハインドはどこかの第三世界のを拝借したんだろうけど1機しか借りれらなかったんだろうか。
今回は相棒として若いアジアンビューティがサポートしてくるが 終盤になって二人で一緒に逃げ帰ろうとかはそれ明らかに死亡フラグ。
またしても捨て駒扱いなランボー。ここでも腐った大人が描かれててほんと反吐が出る。 「よく帰れたなw」じゃないだろ? 唯一の見方トラウトマンも国の権力の前には無力なのが悲しい現実。 しかし鬱憤のはらし方が1同様マシンガンぶっ放しっていうのは大人気ない気もするw。
そして締めはやはりランボーのトラウトマン大佐への独白。 俺たちも国を愛するが国も俺たちを愛して欲しいという言葉に胸が熱くなる。
2007年09月02日(日)
[映画] 最近見た映画から - ランボー

10年ぶりぐらい久々に見た。 改めてベトナム後を描いた映画として最高の出来だなと思う。 特に最後のランボーのトラウトマン大佐への独白は映画史に残る感動的名シーンで泣けるんだよなぁ・・・。 TVで昔見たときランボーの日本語吹き替えでの子供の様な泣きが今でも鮮明に覚えてるけど あれは誰だったんだろう。銀河万丈さんだったかなぁ。
しかし戦争に限らず何時の世も犠牲にあうのは末端の人間なんだよね。 そういったランボーを孤独にさせて追いやった世間の世知辛さにほんと悲しくなる。
悪徳保安官が一番の元凶でどんどん対立がエスカレートしていくんだけど 警察所でボコられたのを倍返しして外へ脱出しバイクで逃走するとこはジェリー・ゴールドスミスの音楽の格好良さもあって痛快。 そしてランボーの森でのサバイバルぶりには当時は憧れた。1人1人じわじわ倒していく。その課程に痺れる。 でもあのヘリに乗ってた警官以外は誰1人殺していないんだよね。そういった義理堅さもランボーの良いところ。 そして最後は男と男の意地の張り合いに。周り中は敵だらけでM60ぶっ放していようが勝機が更々見えてこないのが悲痛。 ある意味集団リンチだ。それが先に挙げたトラウトマンへの愚痴に繋がるんだけど何度見てもここは泣ける・・・。 スタローンも良いがここではトラウトマン役のリチャード・クレンナの何ともやりきれない苦渋の表情が印象的だ。
まさにベトナム帰還兵の哀歌ともいうべき厳しい現実を見せつけられる名作だった。久々に見て良かった。
数少ない不満点としては保安官サイドの描写が一面的で単なる悪役止まりだった事かな。 彼をここまでさせているのは何かってのを描いて欲しかった。 勿論上映時間の制約があるだろうから仕方ないとこもあるんだろうけど。
2007年09月01日(土)
[映画] 最近見た映画から - ブラックホーク・ダウン

前から気になってたタイトルを借りてきた。
1993年にソマリアの市街地で行われた米軍とゲリラとの激闘を描いた作品。
その激闘ぶりはまさに戦場そのままという感じで今まで見た戦争映画では臨場感は群を抜いてるんじゃないか。 まさに実際の戦場にカメラを入れて撮影してるかのような異様な緊迫感と死臭。 機関銃斉射シーンやRPGロケットが飛んでくるとこは思わず身が仰け反ってしまうぐらい。 映画の殆どがその戦闘シーンでそういったシーンだけで映画を丸々もたせるんだから監督のリドリー・スコットの手腕はほんと凄い。 映像の見栄えもとても美しく黒煙が上がる市街地、ヘリが海岸線沿いに目標へ向かうシーン、夜間の戦闘、スタジアムへの兵達の脱出 などなど凄惨なのに美しいという相反した描写が素晴らしい。 将来のFPSゲームとかもこんなリアルな戦場体験をさせてくれるんだろうかと思ってしまう。
アップテンポな音楽が戦闘シーンに良い感じに填ってた。 時折テンポを緩めて映像をスローモー気味に見せる場面があったけどあれは紙一重な演出だなぁ。 下手するとギャグっぽくなって仕舞いかねないけど良い具合に緩急が付けられてた。流石リドリーだなと。
勿論ドラマも充実してて殺るか殺られるかという兵士達の瀬戸際な懸命ぶりに息が詰まる。 キャラ的にはハンヴィーで指揮してたマクナイト中佐が肝が据わってて人間的な雰囲気もあり好きだな。 ただ軍隊という組織からして仕方ないんだけど全員髪を刈り込んで同じ迷彩服着てるもんだから誰が誰やら判りづらかったのが難点かな。
戦争といったら痛いシーン、つまりグロだけど 下半身が吹っ飛ばされて内蔵がただれ墜ちたり指を撃たれて皮一枚だけで繋がってたり RPGロケットがお腹に突き刺さったり太股の大動脈を手で直接止血手術したり・・・。 いやはやつくづくこんな場所に居合わせたくないなと思わせられるシーンばかりで・・・。
勿論ただ戦うばかりじゃない。 所謂世界の警察官たるアメリカを具現化している兵士達の葛藤の描写。 余所の国で一体俺たちはこんなに犠牲を出してまで何をやってるのだろうか 何でこんな思いまでして余所の国民を守らないといけないんだろうか。 そういった魂の叫び的なものがラストの懸命に走り逃げていく場面で如実に伝わってくる。 この最後のシーンでドンパチだけじゃない強いメッセージ性と深みをもった映画になったな。
凄惨過ぎるんで何度も見たい映画じゃないけど戦争の真の姿を伝えた素晴らしい名作だった。
何かと判りづらい映画だけどこのページのAAでのあらすじは判りやすくて明瞭。 しかし2chAAだと一気にほのぼの映画になるなw。
2007年03月04日(日)
[映画] 最近見た映画から - ゴッドファーザー
NHK-BS2で「ゴッドファーザー」を見た。

懐かしい。中学の頃見て以来だな。 この3部作見てマフィアとイタリアに憧れ洋画に填ったっけ。
マーロン・ブランドの老いながらも威圧感ある演技も流石だけど アル・パチーノの段々とボスの貫禄がついていく様の演技が思わず手が震えてしまう程に物凄い。 シーン的には部下に矢継ぎ早に司令を下していくとこや最後のドン・コルレオーネと呼ばれるとこか。 あとトム・ヘイゲン役のロバート・デュパルが素晴らしい名脇役っぷり。その存在感に自然と目がいってしまう。
名場面は挙げたら切りがなくてそれこそ全カットになるんだけど 特にルイズでのマイケルがソロッツォと悪徳警部を殺るシーンやソニーが妹の旦那の暴行に逆上してボコりまくるとこや マシンガンでソニーが蜂の巣にされてるとこやマイケルの潜伏先でのシチリア女性との短い幸せな一時などかな。
改めて見てもやはり不朽の名作だな。 今まで数々の映画見たがこれが最高峰。 無人島に持って行く映画を挙げるとしたら間違いなくこのシリーズ。 数日後にある2も楽しみ。しかし3はやらんのね。確かにアカデミー取ってないし一般的に高い評価ってわけでもないけど アンディ・ガルシアが好演してて格好良かったから見たかったんだけどな。
2007年02月23日(金)
[映画] 最近見た映画から - シカゴ
NHK-BS2で「シカゴ」を見た。

舞台は1920年代のシカゴ。殺人を犯しつつも華やかな舞台を夢見る女達の戦い。 人は熱しやすく冷めやすいという社会と人間のドス黒い部分を描いた風刺系映画だった。 やってる事は殺人や裁判や絞首刑や賄賂とドロドロしてるのに終始あっけらかんとしてて視聴後感も爽やかだったな。
毎度違うセットでミュージカルを演じ本編とリンクさせるのは面白い趣向。 特に最初の旦那が妻の浮気に気付いて自供し妻が激昂するシーンが気持ちいいぐらい填ってたな~。 本編との融合のさせ方がセンスあって唐突感がないのは演出の確かな力量を感じる。
役者的には主役二人が素晴らしいの一言の演技。特にミュージカルシーンのキャサリン・ゼタ・ジョーンズは迫力あった。 あと女看守のクイーン・ラティファの貫禄に満ちた演技も特に惹かれたな。 ただリチャード・ギアはいまいち浮いてる感じがしてミスキャスティングな感じがした。 ミュージカルシーンはあれ本人が実際タップ践んでるのか激しく疑問なんだがw。
ミュージカル物は苦手だったけどこれはわざとらしさの違和感がなく見やすく楽しい映画だったな。
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