Abandoned Well

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2007年02月12日(月)

[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から

ジャケット

録音は1997年で旧録の方は未聴。

11番。戯けた雰囲気ながら力強く壮麗。全体的にどこかモーツァルト的な柔和さと軽やかさをもってて聴きやすい。

12番。穏やかながらも高貴な主題がめくるめく変奏していく様が圧巻。アンダンテは葬送行進曲で英雄交響曲第2楽章的な沈痛さと高揚感。終楽章は短いながらも快活に閉じる。

21番。 ピアノソナタの有名処では「ワルトシュタイン」が一番好きだ。 最初から終わりまで息つく間もない程に曲想がぎっしり詰まってて暗から明へという構造が交響曲第5番の様なカタルシス。 冒頭の憧れに満ちた様な低音和音連打からやや落ち着いてその後一気に雪崩れ込む箇所が特に格好良くこの曲1番の聴き所。第2楽章の沈み込む雰囲気、第3楽章の晴れ晴れとした明朗さ。どこからどこまでも充実していて何度聞いても飽きることない。

ポリーニの演奏はとにかく燃焼度が高く安定感もあり尚かつライブならではのスリリングさ。 特に21番でみせる猛烈な早さで各フレーズを駆けめぐる様は圧巻で興奮。 文字通りMIDI演奏みたいで一体指が何本あるのやらと。 といっても決して機械的演奏一辺倒にならずどこが余裕のある様が人間味を感じられてここら辺がポリーニの円熟の現れなんだろう。

所々音像が変わってる場面があって編集で継ぎ接ぎしてるのがバレバレなのが惜しい。 どうもDGはデジタル期以降編集が下手なんだよね。

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