Abandoned Well

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2007年06月08日(金)

[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から

ジャケット

う~ん籠もった様な音響でダイナミックレンジ不足。 例の高速フーガは燃焼度満点だが録音のせいか迫力不足でどうにも燃え切れない。 ゲルギーの解釈は都会的な洗練さでスマートなもの。 ロシアコンビだからってアクの強いもの期待してるとはぐらかされる。 ただ優等生的というか小さく纏まり過ぎかなぁ。もう少しこの曲ならではの尖ったとこを感じさせて欲しかった。 第1楽章コーダや終楽章など今まで聴いた事ないフレーズが出てくるとこはきちんと研究した跡が垣間見れて良かったけど。 どちらかというと動の部分よりは静の部分に緻密さがあって印象深かったかな。 マリンスキー管は音色に魅力はないけど安定して巧い。

それにしてもジャケット写真の白目みたいな焦点の定まってない目が怖いw。

やはり4番ベストはチョン&フィラデルフィアかプレヴィン&シカゴだな。

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2007年06月02日(土)

[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から

ジャケット

1960年代~70年代の収録。この時期のドイツのオケの音色は良い。 弦の芳醇な香りが漂ってきそうな音の豊かさとしなやかさ。

まずは小粒でキリリと光る2番。クーベリックはのっけから熱い。 主部に入るといきなり気合いの足音踏みまくりにオケ共々聴いてるこっちまでボルテージが上がる。 ラルゲットの晴朗さ、スケルツォの快活さ、そして終楽章コーダは期待通りの白熱ぶりでやんややんやの大喝采。 リピートは第1楽章のみ実施。

9つの交響曲では一番好きな第6番「田園」。 小鳥たちがさえずるまどろんだ第2楽章、田園交響曲版歓喜の歌的な終楽章が特に大好きでいつも幸福な気分にさせられる。 同曲はジュリーニとロスフィルが至高の名演だがクーベリック&バイエルンも十分期待に応えてくれた。 まさに小川のほとりの情景が目に浮かぶかのような雰囲気溢れる演奏でそれでいて細部の克明さも忘れない丁寧な仕事ぶり。 特にここでは木管群の愉悦感ある演奏が光り、しなやかな弦と混ざり天上的なハーモニー。 ほんといつまでも続いて欲しいと思わせられる・・・。 スケルツォはのどかな田園風景を経てアレグロはいつもの荒れ狂うクーベリック。 耳をつんざくトランペット、轟くティンパニ。悲鳴を上げる木管。まさに嵐。 そして自然に感謝の時の終楽章。冒頭から弦の暖かい歌に感動。終わりまで至福は続きまさにブラボー。 田園だけ終演後の拍手は何故かカット。

いやはやバイエルン放送響という最強のオケのポテンシャルの凄さを改めて実感。 ライブで日頃こんな凄い演奏ばっかやってるんだからこのコンビは凄い。

録音は2番の方はオンマイク気味ながら十分明瞭で迫力ある音圧を感じられる良好なもの。 田園の方はややドライながらヘラクレスザールの豊かなホールトーンを感じられる素晴らしい録音。

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2007年05月26日(土)

[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から

ジャケット

一気に蒸し暑くなってきたな。夏場はバテてすっかり音楽聴く気力が失せるので今の内に未聴盤を消化。

オケの規模のせいか響きが室内楽的なクリアさでとても見通しが良い。爽やかな聴き心地はこの時期にぴったり。 そのオケも知名度が低いしでどうかなと思ってたけど全く杞憂。 滅茶巧いというわけでもないけど技術的にしっかりしてて十分安心して聞ける。

まずシベリウスの交響曲。これは大変な名演。ティントナーが亡くなった91年収録という事でまさに白鳥の歌に相応しい。 孤高の巨匠が最後に辿り着いた澄み切った境地が現れた演奏という感じだろうか。 特に冒頭弦で織りなされる楽想での厳かで祈りに似た表現は感動的で恍惚とさせられた。弦セクションの繊細な響きも美しい。 その後も悠然としたテンポでじっくり腰の据わった演奏。実に素晴らしい。

もう一方のエロイカはシベリウス同様に奇を衒ったとこがない堅実で落ち着いた秀演。 やや腰が軽いけどこの曲にありがちな重苦しい演奏よりは断然良い。第1楽章コーダでのトランペットの処理は途中で落とすタイプ。

オケは1st、2ndヴァイオリンが左右に分かれる両翼配置スタイル。 録音はやや薄手ながらホールトーンも適度に感じられて良好。 ライブ収録の故観客ノイズが若干聞こえるけどさして支障にならず。終演後の拍手はあり。

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2007年04月29日(日)

[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から

ジャケット

今回は指揮者ロストロポーヴィチを追悼として聴いた。 まず1970年代後半にベルリン・フィルを振ったチャイコフスキーの3大バレエ音楽。 この頃はカラヤン以外でベルリン・フィルと録音させて貰えたのはクーベリックやベームぐらいなんじゃないだろうかな。

まず録音がやたら良い。 この時代のDG録音としては最高峰の出来なんじゃないかと。 音が鮮明でシャープ。 金管の鳴りが生々しくティンパニや大太鼓など低音の伸びも良好で腹にズシッとくるぐらい。

演奏はベルリン・フィルの重厚でダイナミックな響きに支えられて ロストロのロシア的濃厚さのロマンティズムでかなりこってりとした仕上がり。 粘着質な歌い回しなどかなりロストロ臭のある演奏なんで聴く人を選ぶだろうけど 聴き応えのある演奏という事確かで同曲の名演の最右翼の一つに挙げられるんではないだろうかと思う。 個人的にもカラヤンの引っかかりのない演奏よりはロストロ盤をよく引っ張り出して聴いてるな。

しかし抜粋物はやはり物足りない。せめてくるみ割り人形の全曲盤を残して欲しかったな。

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2007年04月28日(土)

[音楽 » CD] ロストロポーヴィッチ逝去

ロシア楽壇最後の巨星逝く。 入院の報を以前聞いてそろそろやばいやばいと思ってたら・・・。 なんだか一つの時代が終わったって感じで寂しい・・・。

という事で追悼の意をこめてロストロの演奏をしんみりと聴く。 取り敢えずはやはりチェロといえばドヴォルザークのチェロ協奏曲。 ロストロの演奏ではカラヤン、ジュリーニ、小澤と3種類の伴奏で持ってるけど 個人的にはこのジュリーニとの演奏が一番お気に入り。

ジャケット

ジュリーニの大河の様な雄大なスケール且つ繊細で詩的なバックに支えられて ロストロの格調高く輝かしいチェロが舞う。特にニュアンスの精妙さは3種では一番。 ドヴォルザーク的な民族臭はないけど純音楽的な演奏の最右翼だろうかな。 まさに大人のドヴォコンというべきか。 例によってEMIだから細部が聞き取りにくい録音だけどそんなのはこの名演の前では些細なこと。 併録のサン=サーンスもドイツ的な重厚さのある名演。

それにしても2005年に亡くなったジュリーニ以来のショックだなぁ・・・。

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2007年04月11日(水)

[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から

ジャケット

ブル8といえばカラヤン&ウィーン・フィルのデジタル録音。 この超絶的名演を始めに聞いたお陰で中々刷り込みが消えず他の演奏が霞んで聞こえて参ったものだ。

今回例の如く中古で買ったブーレーズ&ウィーン・フィルの録音はそんなもやもやを吹き飛ばす会心の名演で 久々にこの曲をたっぷり味わう事が出来た。

冒頭から弦の刻みの例のブルックナー開始が克明に聞こえ張り詰めた緊張感が漂う。 後半の例の金管のコラールもいたずらに協調したりせず禁欲に処理してるのは流石。 スケルツォでの軽快なリズム感は格別。 アダージョは冒頭の弦のアクセントを協調してるのが効果的。 そしてこの楽章の頂点で打ち鳴らされるシンバルとトライアングルが控えめなのが良いね。 終楽章。金管は抑えめで弦のディテール感を強調。もう少し迫力は欲しいものの コーダはもっとザッハリヒにいくかと思ってたが意外と盛り上げながら締めてくれた。

この曲につきまとう壮麗さや劇的さ大仰しさを殊更出すのではなくあくまでも純音楽的に表現し スケールが小さいながらも普段聞こえない声部、特に終始弦の刻みが聞こえたりとぎっしり情報量の詰まった緻密な演奏だった。 音楽の身振りがコンパクトだからとても明快で聴きやすいのもポイントかな。8番の入門盤として最適だと思う。

教会での録音という事でホールトーンがたっぷり。 神秘さは加味されたけどこの演奏スタイルならではのディテール感が損なわれて ブーレーズの演奏コンセプトとそぐわない感もなきにしもあらず。 ライブではなくスタジオでみっちりやった方が良かったかも。

それにしてもやはりブルックナーにはウィーン・フィルが最高だ。

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2007年01月04日(木)

[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から

ジャケット

史上最も危険なCDw。 下手に再生しようものなら音の凄さでスピーカーぶっ壊れかねないというマジで。 とにかく音が生々しい。本当に目の前にオケがあるかのような錯覚があるぐらい。 とても50年近く昔の録音とは思えないよなぁ。

大序曲「1812」、後半の例のどんちゃん騒ぎ。 鐘は頭上で鳴らしてるかのようにワンワン響き、大砲はパァーンと乾いた音で打ち上げ花火のように轟く。 コーダのテンポ設定は軽快で理想的。

録音の凄さもさることながら演奏自体も同曲のNo.1演奏だろうか。 ミネアポリス響も優秀で弦セクションの艶っぽさが特に良い。

次にベートーヴェン唯一の駄曲と名高い「ウェリントンの勝利」。 これはやり過ぎなぐらいマスカット銃の音が四方八方から鳴り響いてもう五月蠅くて仕方ないw。 演奏自体はかなりノリノリで熱演。

他にエンジニアのコメンタリーがTRACK2とTRACK6に入ってんだけど特にTRACK2は超凶悪w。鼓膜破れるって。

この名盤の欠点を挙げるとすると年代柄仕方ないがヒスノイズがやや目立つのと 録音とオケが巧すぎてMIDI演奏の様に人工的に聞こえるといったぐらいか。

にしても録音の良さを抜きにしてもやっぱこの年代のオケの音色は良いね~。

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2006年12月31日(日)

[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から

ジャケット

12月といったらやっぱくるみ割り人形。 普段組曲版を聴いてる耳にはこの全曲版は新鮮。 個人的には組曲に組み入れられてない曲の方が魅力的な曲が多かったりする。 特に気に入ったのがクリスマスツリー、ねずみの王様、松の森、魔法の城、クララと王子、チョコレート、おばさんとピエロ、パ・ド・ドゥ・イントラーダ、パ・ド・ドゥ・コーダ。

スラットキンの指揮は明快で流麗。そして平衡感覚の抜群の良さがスラットキンの良いところ。 標題の描き分けも的確で実際の情景が目に浮かぶよう。またここぞという盛り上げ方が巧いんだよねスラットキンは。 ツボを抑えてるというか。

録音は綺麗に録れてるけど音がやや薄めでドライな印象。

ジャケット

年末だから第九ってわけじゃないよ第3弾。

やっぱ第九はこれが最高だ。 クリアでシャープな響きに次世代のベートーヴェン演奏を見るかのよう。 第1楽章での確固たる造形感、スケルツォの緻密さ、アダージョの清楚さ、終楽章の敬虔さと祝祭感。 どれをとっても素晴らしい。日本では不人気極まりない指揮者だがこれは隠れた名盤だと思う。決してセルの第九には引けを取ってない。 ドホナーニは今のポストは北ドイツとフィルハーモニアだけどどっかのレーベルでベートーヴェン交響曲全集として再録してくれないかなぁ。 このまま埋もれてしまうには惜しすぎる。

録音はややもやっとした感じだが鮮烈度は十分で迫力満点。 テラークレーベルは優秀録音で名を馳せてるんでもっとグレードの高い再生環境なら更に良く聞こえるんだろうなぁ。


というわけで今年もテレ東のジルベスター&BSでベルリン・フィルのジルベスター&ウィーン・フィルのニューイヤーという流れで年越しと年明け。

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2006年12月30日(土)

[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から

ジャケット

血湧き肉躍るとはまさにこの事。 つんのめり気味な程の圧倒的推進力で駆けていく様は爽快。 スケールは小さいんだけど彫りは深くオケもまるで軟体動物のようにうねっていき マシンガンのように各パッセージが展開されていく。まさにスポーツ感覚のベートーヴェン。 終演後は観客からパラパラと拍手が起こりその後ドッとブラボーと共に大喝采。 いかに演奏が凄すぎて金縛り状態だったかって事だろうな。俺もその場に居合わせてたら腰を抜かしていたと思う。

しかしこんなに凄い演奏なら何で4番と同時期かもっと早く出さなかったんだろうかと不思議。 オケにミス(終楽章でフルートが出をはっきりと間違えてる)があるからクライバー側が許可しなかったからだろうかな。 ま、死んでからこうやって出るのもげんきんだなぁとは思うが多分また同日の4番と一緒になって発売し直されるんだろう。

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2006年12月28日(木)

[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から

ジャケット

彫りが深く引き締まった演奏。ブリブリ吹き鳴らされるウインナホルンに惚れ惚れ。 第1楽章はリピートあり。やっぱ新世界は繰り返しがあった方が落ち着くんだよね。 安易に感情に流されない第2楽章も良い。第4楽章冒頭の金管の咆吼の格好良さは随一。

録音はデッカなので生々しくクリアに録れてる。もっとこのコンビで例えばショスタコとか聴いてみたかったな。

ジャケット

所謂ゲンオンは苦手なんだがこの曲はゲンオンの初期に位置するので比較的明快で理解しやすくすんなり耳に入ってくる。 後期ロマン派を更に発展させた感じで退廃的で甘美な音楽。

ブーレーズの指揮は明晰。透徹で客観的、何の思い入れもない素振りが逆にこの曲のメロウな音楽を引き立てる。 シカゴのひんやりしたサウンドとERATOの無色な録音はこの曲に相応しく特に木管の精妙さ金管の力強さは特筆物。 特に15分当たりのバストロンボーンの咆吼は鳥肌。

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