Abandoned Well

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2007年07月31日(火)

[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から

暑いね、いや夏なんだから当たり前だけど。 うちでは音楽は住居問題もありヘッドホンオンリー。だからこの時期は数十分装着してるだけで耳が蒸れ蒸れで厳しい。 おまけにクーラーがないから蒸し風呂状態部屋でとてもとても集中して聞けれないという・・・。 まずまず快適に聞けるのは気温が下がる深夜と朝方ぐらいか。 クーラーも欲しいが大音量でも音漏れしない部屋が欲しいなぁ・・・。

そうゆう訳で未聴CDが溜まる一方。今回のCDも例の如くオクで入手したもの。

ジャケット

失恋した1人の芸術家が人生に失望し薬漬けとなり発狂し果てていく・・・。 古典派からロマン派への橋渡しとなった音楽史でも最重要な曲。

指揮するは今や飛ぶ鳥を落とす勢いの次代を担う若き巨匠パーヴォ・ヤルヴィ。 このCDに収められた演奏は2000年のものでまだ後の手兵シンシナティ交響楽団音楽監督就任1年前。 とはいえ既に同オケとの相性の良さが演奏からも如実に伝わってきてこのコンビの成功が早々に約束されていたかの様だ。

演奏はとにかくパーヴォの設計の巧さと表情付けのセンスの良さが見事。 緻密・丁寧で解釈的にもやれる事をやり尽くした感。散々聴いた幻想交響曲が実に新鮮に響く。 もう少し踏み込んだ熱さやパッションが特に終楽章では欲しいところだけど 逆にこの落ち着いた表現がこの曲の革新性を浮かび上がらせる感じだ。

第1楽章はリピート。 そしてワルツの第2楽章ではコルネット使用が嬉しい。 一度コルネット付きを聴いてしまうと無い版の演奏は画竜点睛を欠くというか物足りないんだよね。 自分の持ってるCDの中ではドホナーニ、メータ、コリン・デイヴィス、アバドがコルネット付きだったと思う。

そしてこの曲の目玉?でもある地獄の鐘が鳴り響く場面ではチューブラーベルではなく実際の鐘を使用。 音色的に教会の鐘を収録したんだろうか。低い音程でゴ~ンと響き渡って実に雰囲気満点。 今現在幻想交響曲は数十種類ぐらい持ってるけど (アバド、ドホナーニ、ブーレーズ、ヤンソンス、コリン・デイヴィス(4種)、デュトワ、カラヤン、メータ、ミュンシュ、パレー、ガーディナー、ノリントン) このパーヴォ盤が一番理想的な響きだなぁ。次点はアバド盤の広島の鐘か。

録音は優秀録音で名を馳せるテラークレーベル。 先に挙げた鐘の響き、生々しい金管の音、ホールトーン豊かな臨場感溢れるサウンド感といい聴いていて実に心地良い。

カップリングのロミオとジュリエット~愛の情景も名演で幻想交響曲共々純音楽的演奏の最右翼としてお勧めしたい1枚。

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