Abandoned Well 
お気に入りサイトへのリンクと徒然なる日記帳
- Categoris
- Archives
-
- 2008年08月 (32)
- 2008年07月 (47)
- 2008年06月 (41)
- 2008年05月 (40)
- 2008年04月 (49)
- 2008年03月 (56)
- 2008年02月 (45)
- 2008年01月 (52)
- 2007年12月 (47)
- 2007年11月 (52)
- 2007年10月 (48)
- 2007年09月 (59)
- 2007年08月 (61)
- 2007年07月 (63)
- 2007年06月 (51)
- 2007年05月 (47)
- 2007年04月 (52)
- 2007年03月 (50)
- 2007年02月 (49)
- 2007年01月 (49)
- 2006年12月 (56)
- 2006年11月 (57)
- 2006年10月 (53)
- 2006年09月 (46)
- 2006年08月 (1)
- Search
2007年12月31日(月)
[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から

- ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58/ピアノソナタ第30番ホ長調作品109、第31番変イ長調作品110
- エリーヌ・グリモー&クルト・マズア指揮ニューヨーク・フィルハーモニック
今年最後の夜はグリモーの吐息と一緒にw。
4番は今ひとつピンとこない曲なんだけどこの演奏では響きがとてもフレッシュで心地良い。 そしていつものグリモーらしく息遣いが聞こえる程の感情を込めた表現が魅力的でこれなら聴き通せる。 特に第2楽章の沈潜とした表現には聴き言ってしまいこの暗い楽章をもっと聴き続けていたいと思う程。 バックのマズア&ニューヨーク・フィルも巷で言われてる程悪くないしね。やっぱ先入観持つと駄目だよなぁ。
ソナタはこれも良演。やはり叙情的な楽章、フレーズでの深い表現が素晴らしい。 女性らしくデリカシーがあって優美。これほど聴かせるのなら早くソナタ全集録音して欲しいものだ。
2007年12月30日(日)
[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から

- ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調作品125「合唱付き」
- フランツ・ウェルザー=メスト指揮クリーヴランド管弦楽団
久々にCD視聴記。 最近はブラームスの室内楽ばかり聴いてる。昔は見向きもしない分野だったのに段々この渋い世界が分かる歳になったんだろうかなw。 特にピアノ三重奏曲、ピアノ四重奏曲が素晴らしい。他もどんどん聴き込んでいきたいところ。
で、今回はベートーヴェンの第九シンフォニー。 年の暮れだからというわけじゃないんだけどやはりこの特別な曲はこの特別な時期が似合う。 てゆうか今ぐらいしか聴く気が起きないんだよね。
残念ながらオケ配置は両翼ではなく通常。メストはクリーヴランドとのブル5でも通常だったかな。 あんまりそういった時代検証的拘りはないのかも。
でいざ聴いてみると中々にパンチの効いた濃密な良い演奏だった。 録音のせいかかなり低音部がズシズシ響いててバスがうねりとなって耳に襲いかかる様は まるでフルトヴェングラーがステレオで蘇ったかのような雰囲気も。 惜しむらくはティンパニが埋没気味でもう少し明瞭に聴こえたら尚よかった。 テンポは快速でグイグイと進んでいく。 解釈は奇を衒ったとこもなく極オーソドックス。まさに正統派なドイツドイツしたベートーヴェンといった具合。 勿論メストらしく所々シャープな踏み込みをみせ現代的な感覚で細部に光を当ててゆく様は流石。 まさに現代21世紀の第九に相応しい演奏となった。 勇壮な第1楽章、リズミカルな第2楽章、清楚な第3楽章、そして祝祭的な終楽章。 一番の聴き処でもある終楽章コーダは期待通りの超速テンポで駆け抜け終演後は観客から一斉にブラボーの嵐。
クリーヴランドの第九というとセルやドホナーニが名演だけどメストもこれに肩を並べれるぐらいの 貫禄を見せた演奏だったな。
2007年08月04日(土)
[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から

- モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲K.299/協奏交響曲K.297b
- ジョセッペ・シノーポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団
木管メインのモーツァルトの協奏曲2題。 夏のあっつい夜はモーツァルトやハイドンなどといった古典派の爽やかな音楽がうってつけだね。
フルートが嫌いながらも素人演奏家の為に作ったというフルートとハープの協奏曲。典雅で上質なサロン風な音楽の心地良さ。 天上的な響きの第2楽章はさながら天使達の歌のよう。 モーツァルトの自筆でない為に偽作とされてる木管の為の協奏交響曲。 確かに第3楽章はモーツァルトにしては霊感を感じないが第1、2は紛れもなくモーツァルトの音楽と感じる素晴らしさ。 特にオーボエやホルンで奏でられる第2主題の旋律は鳥肌物の甘美さにうっとり。
これを指揮するは2001年アイーダを指揮中に心筋梗塞で倒れ壮絶な死を迎えたシノーポリ率いるフィルハーモニア管弦楽団。 録音場所の教会の豊かな残響と古楽が主流となった今日では見られない古き良き大編成によるモーツァルト。 ここでは持ち前の分析力で細部を緻密に磨き上げながらイタリア的な明朗さに満ちたモーツァルト像を提示。
シノーポリというと代表盤はマーラーやR.シュトラウスといったロマン派だけど こういった古典派にもオーソドックスな解釈ながらいかんなくその明晰な手腕を発揮。 こんな立派な出来ならモーツァルトやベートーヴェンの交響曲をもっと早く録音してくれればと、いつものたらればが口に出てしまう。
クレンペラー時代からフィルハーモニア管は木管群が際立って上手いけど ここでも特にオーボエを中心に大好演。潤いのある伸びやかな響きに惚れ惚れ。
2007年07月31日(火)
[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から
暑いね、いや夏なんだから当たり前だけど。 うちでは音楽は住居問題もありヘッドホンオンリー。だからこの時期は数十分装着してるだけで耳が蒸れ蒸れで厳しい。 おまけにクーラーがないから蒸し風呂状態部屋でとてもとても集中して聞けれないという・・・。 まずまず快適に聞けるのは気温が下がる深夜と朝方ぐらいか。 クーラーも欲しいが大音量でも音漏れしない部屋が欲しいなぁ・・・。
そうゆう訳で未聴CDが溜まる一方。今回のCDも例の如くオクで入手したもの。

- ベルリオーズ:幻想交響曲作品14
- パーヴォ・ヤルヴィ指揮シンシナティ交響楽団
失恋した1人の芸術家が人生に失望し薬漬けとなり発狂し果てていく・・・。 古典派からロマン派への橋渡しとなった音楽史でも最重要な曲。
指揮するは今や飛ぶ鳥を落とす勢いの次代を担う若き巨匠パーヴォ・ヤルヴィ。 このCDに収められた演奏は2000年のものでまだ後の手兵シンシナティ交響楽団音楽監督就任1年前。 とはいえ既に同オケとの相性の良さが演奏からも如実に伝わってきてこのコンビの成功が早々に約束されていたかの様だ。
演奏はとにかくパーヴォの設計の巧さと表情付けのセンスの良さが見事。 緻密・丁寧で解釈的にもやれる事をやり尽くした感。散々聴いた幻想交響曲が実に新鮮に響く。 もう少し踏み込んだ熱さやパッションが特に終楽章では欲しいところだけど 逆にこの落ち着いた表現がこの曲の革新性を浮かび上がらせる感じだ。
第1楽章はリピート。 そしてワルツの第2楽章ではコルネット使用が嬉しい。 一度コルネット付きを聴いてしまうと無い版の演奏は画竜点睛を欠くというか物足りないんだよね。 自分の持ってるCDの中ではドホナーニ、メータ、コリン・デイヴィス、アバドがコルネット付きだったと思う。
そしてこの曲の目玉?でもある地獄の鐘が鳴り響く場面ではチューブラーベルではなく実際の鐘を使用。 音色的に教会の鐘を収録したんだろうか。低い音程でゴ~ンと響き渡って実に雰囲気満点。 今現在幻想交響曲は数十種類ぐらい持ってるけど (アバド、ドホナーニ、ブーレーズ、ヤンソンス、コリン・デイヴィス(4種)、デュトワ、カラヤン、メータ、ミュンシュ、パレー、ガーディナー、ノリントン) このパーヴォ盤が一番理想的な響きだなぁ。次点はアバド盤の広島の鐘か。
録音は優秀録音で名を馳せるテラークレーベル。 先に挙げた鐘の響き、生々しい金管の音、ホールトーン豊かな臨場感溢れるサウンド感といい聴いていて実に心地良い。
カップリングのロミオとジュリエット~愛の情景も名演で幻想交響曲共々純音楽的演奏の最右翼としてお勧めしたい1枚。
2007年06月15日(金)
[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から

- ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
- アンネ=ゾフィー・ムター/ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
これはジャケットが良い。 このジャケットのが欲しいが為にリマスタ済みのブラームスのドッペルコンチェルトとのカップリングのを持ってるのにわざわざ初期輸入盤をオクで入手したというw。 カラヤンの柔和な表情とムターのはにかんだ表情。なんだかお爺さんと孫娘みたいでとても微笑ましいんだよね。 最近のムターは色物路線というかヴィジュアル方面へ行ってしまった感があるんでこの頃の初々しさは懐かしいな。
演奏はカラヤンの厚化粧に決して引けを取らない18歳のうら若き乙女の貫禄に圧倒。 オケの提示部が終わった後の情熱的なヴァイオリンによる導入はムター盤が一番痺れる。 ムターのヴァイオリンはまさに変幻自在。表現したくて仕方ないってのが如実に伝わってくる生きの良さ。 カラヤンもこれに刺激されたのかいつにも増して若々しくアグレッシブ。アダージョのコッホのオーボエも豊かな音色が美しい。
2007年06月08日(金)
[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から

- ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調作品43
- ワレリー・ゲルギエフ指揮マリンスキー歌劇場管弦楽団
う~ん籠もった様な音響でダイナミックレンジ不足。 例の高速フーガは燃焼度満点だが録音のせいか迫力不足でどうにも燃え切れない。 ゲルギーの解釈は都会的な洗練さでスマートなもの。 ロシアコンビだからってアクの強いもの期待してるとはぐらかされる。 ただ優等生的というか小さく纏まり過ぎかなぁ。もう少しこの曲ならではの尖ったとこを感じさせて欲しかった。 第1楽章コーダや終楽章など今まで聴いた事ないフレーズが出てくるとこはきちんと研究した跡が垣間見れて良かったけど。 どちらかというと動の部分よりは静の部分に緻密さがあって印象深かったかな。 マリンスキー管は音色に魅力はないけど安定して巧い。
それにしてもジャケット写真の白目みたいな焦点の定まってない目が怖いw。
やはり4番ベストはチョン&フィラデルフィアかプレヴィン&シカゴだな。
2007年06月02日(土)
[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から

- ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調作36&交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
- ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団
1960年代~70年代の収録。この時期のドイツのオケの音色は良い。 弦の芳醇な香りが漂ってきそうな音の豊かさとしなやかさ。
まずは小粒でキリリと光る2番。クーベリックはのっけから熱い。 主部に入るといきなり気合いの足音踏みまくりにオケ共々聴いてるこっちまでボルテージが上がる。 ラルゲットの晴朗さ、スケルツォの快活さ、そして終楽章コーダは期待通りの白熱ぶりでやんややんやの大喝采。 リピートは第1楽章のみ実施。
9つの交響曲では一番好きな第6番「田園」。 小鳥たちがさえずるまどろんだ第2楽章、田園交響曲版歓喜の歌的な終楽章が特に大好きでいつも幸福な気分にさせられる。 同曲はジュリーニとロスフィルが至高の名演だがクーベリック&バイエルンも十分期待に応えてくれた。 まさに小川のほとりの情景が目に浮かぶかのような雰囲気溢れる演奏でそれでいて細部の克明さも忘れない丁寧な仕事ぶり。 特にここでは木管群の愉悦感ある演奏が光り、しなやかな弦と混ざり天上的なハーモニー。 ほんといつまでも続いて欲しいと思わせられる・・・。 スケルツォはのどかな田園風景を経てアレグロはいつもの荒れ狂うクーベリック。 耳をつんざくトランペット、轟くティンパニ。悲鳴を上げる木管。まさに嵐。 そして自然に感謝の時の終楽章。冒頭から弦の暖かい歌に感動。終わりまで至福は続きまさにブラボー。 田園だけ終演後の拍手は何故かカット。
いやはやバイエルン放送響という最強のオケのポテンシャルの凄さを改めて実感。 ライブで日頃こんな凄い演奏ばっかやってるんだからこのコンビは凄い。
録音は2番の方はオンマイク気味ながら十分明瞭で迫力ある音圧を感じられる良好なもの。 田園の方はややドライながらヘラクレスザールの豊かなホールトーンを感じられる素晴らしい録音。
2007年05月26日(土)
[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から

- ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」/シベリウス:交響曲第7番ハ長調作品105
- ゲオルグ・ティントナー指揮ノヴァ・スコシア交響楽団
一気に蒸し暑くなってきたな。夏場はバテてすっかり音楽聴く気力が失せるので今の内に未聴盤を消化。
オケの規模のせいか響きが室内楽的なクリアさでとても見通しが良い。爽やかな聴き心地はこの時期にぴったり。 そのオケも知名度が低いしでどうかなと思ってたけど全く杞憂。 滅茶巧いというわけでもないけど技術的にしっかりしてて十分安心して聞ける。
まずシベリウスの交響曲。これは大変な名演。ティントナーが亡くなった91年収録という事でまさに白鳥の歌に相応しい。 孤高の巨匠が最後に辿り着いた澄み切った境地が現れた演奏という感じだろうか。 特に冒頭弦で織りなされる楽想での厳かで祈りに似た表現は感動的で恍惚とさせられた。弦セクションの繊細な響きも美しい。 その後も悠然としたテンポでじっくり腰の据わった演奏。実に素晴らしい。
もう一方のエロイカはシベリウス同様に奇を衒ったとこがない堅実で落ち着いた秀演。 やや腰が軽いけどこの曲にありがちな重苦しい演奏よりは断然良い。第1楽章コーダでのトランペットの処理は途中で落とすタイプ。
オケは1st、2ndヴァイオリンが左右に分かれる両翼配置スタイル。 録音はやや薄手ながらホールトーンも適度に感じられて良好。 ライブ収録の故観客ノイズが若干聞こえるけどさして支障にならず。終演後の拍手はあり。
2007年04月29日(日)
[音楽 » CD] 最近聴いた音楽から

- チャイコフスキー:「白鳥の湖」「眠りの森の美女」抜粋/「くるみ割り人形」組曲
- ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
今回は指揮者ロストロポーヴィチを追悼として聴いた。 まず1970年代後半にベルリン・フィルを振ったチャイコフスキーの3大バレエ音楽。 この頃はカラヤン以外でベルリン・フィルと録音させて貰えたのはクーベリックやベームぐらいなんじゃないだろうかな。
まず録音がやたら良い。 この時代のDG録音としては最高峰の出来なんじゃないかと。 音が鮮明でシャープ。 金管の鳴りが生々しくティンパニや大太鼓など低音の伸びも良好で腹にズシッとくるぐらい。
演奏はベルリン・フィルの重厚でダイナミックな響きに支えられて ロストロのロシア的濃厚さのロマンティズムでかなりこってりとした仕上がり。 粘着質な歌い回しなどかなりロストロ臭のある演奏なんで聴く人を選ぶだろうけど 聴き応えのある演奏という事確かで同曲の名演の最右翼の一つに挙げられるんではないだろうかと思う。 個人的にもカラヤンの引っかかりのない演奏よりはロストロ盤をよく引っ張り出して聴いてるな。
しかし抜粋物はやはり物足りない。せめてくるみ割り人形の全曲盤を残して欲しかったな。
2007年04月28日(土)
[音楽 » CD] ロストロポーヴィッチ逝去
ロシア楽壇最後の巨星逝く。 入院の報を以前聞いてそろそろやばいやばいと思ってたら・・・。 なんだか一つの時代が終わったって感じで寂しい・・・。
という事で追悼の意をこめてロストロの演奏をしんみりと聴く。 取り敢えずはやはりチェロといえばドヴォルザークのチェロ協奏曲。 ロストロの演奏ではカラヤン、ジュリーニ、小澤と3種類の伴奏で持ってるけど 個人的にはこのジュリーニとの演奏が一番お気に入り。

- ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調作品104
- ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ/カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ジュリーニの大河の様な雄大なスケール且つ繊細で詩的なバックに支えられて ロストロの格調高く輝かしいチェロが舞う。特にニュアンスの精妙さは3種では一番。 ドヴォルザーク的な民族臭はないけど純音楽的な演奏の最右翼だろうかな。 まさに大人のドヴォコンというべきか。 例によってEMIだから細部が聞き取りにくい録音だけどそんなのはこの名演の前では些細なこと。 併録のサン=サーンスもドイツ的な重厚さのある名演。
それにしても2005年に亡くなったジュリーニ以来のショックだなぁ・・・。
Copyright © 2006 Abandoned Well < noma@s4.xrea.com >